先日、アメリカのインターネットサイトで、「アメリカでは14秒に1組の夫婦が離婚をしている現実!」という記事を読みました。

 

それでもアメリカで離婚する夫婦は、年々減少はしているとのこと。

 

「14秒に1組って、相当な数の離婚数だな・・・」と思いましたが、日本と比べて人口も多いですし色々な人種の人たちが集まっているのがアメリカなので、もちろん男女の数も多く離婚数が大きくなるもの。

 

単純に考えて「そうだよな・・・」と自分で納得していました。

 

現在、私はアメリカに住んでいます。

旦那はアメリカ人、主人との間に一人娘がいます。

 

知り合いの離婚弁護士であるマイクに、

「14秒に1組って本当だと思う?」

と尋ねてみたところ、

 

「うーん、ハッキリと〇秒に〇組ということは分からないけども、多数のケースを同時に扱っている経験からすると、14秒に1組っていうのは、妥当な数字だと思うよ。」

と言っていました。

 

そんな私のアメリカ人の旦那も、いわゆる「バツイチ」で前妻との間に3人子供がいます。

 

離婚の際の書類は全て保管してあるので、私も読んだことがあります。

 

そして私の周りにいるアメリカ在住の日本人の友人の中には、アメリカ人の旦那と離婚した経験をもつ女性もいます。

 

今日は、

「アメリカ人の旦那と離婚したい」

「アメリカ人の旦那と離婚しても、金銭面でサポートしてもらえるか心配」

など、アメリカでの離婚についてお話していきたいと思います。

 

ただし私は離婚に関する法律の専門家ではない、ということ、また離婚における法律はアメリカでは州によって異なることをお含み置きくださいね。

 

アメリカ人旦那からいきなりの離婚希望!離婚出来る?出来ない?

 

これは私の友人(日本人妻)の経験談です。

 

それはある日の朝、突然の告白だったらしいです。

 

いつもと同じ朝を迎えた友人とアメリカ人の旦那さん。

 

いつもと同じように、一緒にコーヒーを飲んで何気ない会話をしていたその時・・・

 

アメリカ人の旦那さんが・・・

 

「好きな人がいるから離婚してくれ。」と、言ってきたのです。

 

もちろん友人は、「何を冗談言ってるのよ~」と、笑って返事したものの、アメリカ人の旦那さんは真剣な眼差しそのもので、「離婚してほしい」と真剣な声で言ってきたらしいのです。

 

友人はその瞬間、「自分のことを好きでいてくれている」と信じていた人から、いきなり離婚を切り出されて、頭の中を整理するのに時間がかかって涙も出なかったと言っていました。

 

さて、ここでお話したいアメリカの離婚事情なのですが、アメリカでは全ての州で「No-fault divorce」と言って、相手に落ち度(浮気や暴力)がなくとも、離婚請求が出来てしまうのです。

 

簡単に言うと「浮気という悪いこと」を「悪いこと」という理由で慰謝料を取ることが出来ないのです。

 

友人のケースだと、アメリカ人の旦那さんが「離婚したい」と意思を表示してきたので、話し合いをしたものの、婚姻生活継続は困難と結論が出て離婚に同意しました。

 

日本人妻を持つアメリカ人の旦那が「離婚したい」と切り出す場合の共通点とは?

 

私の周りには「アメリカ人旦那」と「日本人妻」の夫婦が多くいます。

 

そして、年に数回実施される「日本人妻の集い」があります。

 

そこでは、アメリカ人の旦那さんを持つ苦労話、逆に自慢話など、聞いていて「そこまで喋って大丈夫???」なんて話も飛び出します。

 

ぶっちゃけトークもありで楽しい集いなのですが、やはり結婚歴20年以上の先輩日本人妻の方々がおっしゃるのが、

「離婚?何度も考えたことあるわよ。」

または、バツイチ・・・ということもあるんです。

 

私の考え方と、個人的な感覚での意見なので、きちんとした根拠やデーターがあるわけではないのですが、

「アメリカで暮らしている日本人女性とアメリカ人男性の夫婦は、日本で暮らしている日本人女性とアメリカ人男性の夫婦よりも、「離婚」している数が多い」

ということです。

 

例えば、人生の多くをアメリカで過ごし、現地でアメリカ人男性と出会って結婚し、そのままアメリカに住む日本人妻もいます。

 

かたや日本でアメリカ人男性と出会い結婚したのはいいが、アメリカに住むことになり、移住も初めて、英語も自信がない・・・という日本人妻がいるのも事実だと思うんです。

 

アメリカに移住してきて、一日のほとんどを家で一人で過ごしていれば、甘えられる人はアメリカ人の旦那さんだけ、慣れない移住や友達がいないことのストレスの愚痴を聞くのも旦那さん

 

ともなると、アメリカ人男性が一般的に奥さんに求めている「思考的、行動的にも独立しているパートナー的存在」からかけ離れてしまいますよね。

 

アメリカ人の旦那さんが求めているパートナーという存在の相違から、離婚を切り出される理由のひとつなのかも知れないなあ、と感じています。

 

アメリカでは、離婚した後の「生活の保障」はどうなっているの?

 

再度、皆さんにご理解いただきたいことは

「離婚に関してはアメリカでは州によって決まり、法律が違う」

ということです。

 

このことをお含み置きいただいた上で、私のアメリカ人の旦那が離婚(前妻と)した際のお話を基本にして進めていきますね。

 

まず「アメリカ人の旦那と離婚することになったら、必ず弁護士は雇うべきか?」ということについてです。

 

個人的には「子供がいる」「結婚生活が10年以上」であれば、離婚専門の弁護士がいた方が何かと手続きがスムーズだと思っています。

 

私のアメリカ人の主人と前妻も円満離婚と言えばそうなのですが、子供が3人いるので、離婚後の「生活の保障」「金銭面の心配」を前妻がしていたため、きちんと弁護士をつけて手続きを進めたようです。

(収入の多い方である主人が弁護士費用を負担するということになりました)

 

ちなみに、弁護士を選定する際には、「初回カウンセリング」を無料で実施している弁護士事務所へ足を運ぶ人もいますし、評判のいい離婚弁護士事務所へ最初から行って、有料でカウンセリングをしてもらう人と、人それぞれです。

 

カウンセリングの相場は、ピンキリのようですが、安い弁護士だと100ドル/時間くらい、また高い弁護士だと350ドル/時間くらいとまちまちです。

 

離婚に時間がかかればかかるほど、弁護士費用もかさむのは避けられないですよね。

 

ちなみに私の主人と前妻の場合は、離婚にかかった期間(ファイリング)は約6カ月、弁護士費用は約5,000ドル(約50万円)程度でした。

 

どうしても弁護士費用が捻出できない場合(DVなどで一刻も離婚したいなど)は、居住している州が援助して行なう法律相談もあったりするようです。

 

ここでボランティアでやってくれる弁護士さんを紹介してくれる、なんて話も耳にしたことがあります。

 

あくまで参考として、私の主人のケースをザっとご紹介すると、

結婚期間が18年間の離婚で、

 

①共有していた財産(家、家具や車など)は折半

②主人の毎月の給与から、前妻の生活保障(扶養料)として1,000ドル(約10万円)/月×10年間

③主人の毎月の給与から、3人の子供たちの金銭サポート(養育費)3,000ドル(約30万円)/月(子供たちが18歳になるまで)

④子供たちが成長して大学進学の際には、学費は100%サポートする

⑤主人の退職の際には、退職金から40,000ドル(約400万円)を前妻に与える

などが大まかな項目として金銭面で前妻へのサポートを約束する形で離婚成立しました。

10年間、毎月の支払額が多くて大変でした・・・

 

※州によって離婚の法律、収入や家庭環境によって扶養料や養育費は大きく差があることをご承知おきください。

 

基本的には、扶養料等は給与から天引きされるのですが、扶養料、養育費の支払いが滞ってしまうと、アメリカではペナルティ(これも州によって異なります)が科せられることがあるそうです。

(取り立て、源泉徴収から引かれる、運転免許停止など・・・)

 

まとめ

 

アメリカでは結婚するときに、「もしも離婚した場合」のためにいわゆる「婚前契約書」

(プレナプシャル・アグリーメント)を作成することに抵抗がないようです。

 

日本だと「結婚の際に離婚の取り決めなんて縁起が悪い・・・」なんて考えがちですが、離婚時に金銭的に揉めることを避けるために、結婚前に夫婦で取り決めすることは、合理的なアメリカ人のやり方で納得できますよね。