国際結婚をして海外在住というと、何となく「いいなあ」という憧れのイメージでしょうか?
アメリカ人と結婚した当初、私は憧れのアメリカ生活が出来る!と大きな夢と希望に満ち溢れていました。
ハーフの子供たちと大きな庭付きの家でアメリカ生活を満喫する!というイメージを抱いていざ渡米。
しかしながら、楽しさとは裏腹に苦労もあるのが国際結婚の現実だったりします。
そこで、私がアメリカ生活で経験したことをご紹介しつつ、「いかに国際結婚してアメリカ生活を楽しむか」というヒントをご紹介します!
英語で伝えたいことが伝わらない
アメリカで生活すること自体が、毎日英語の勉強、アメリカ人との会話は活きた教科書です。
実際に国際結婚をしてアメリカで生活してみると、「伝えたいことが伝わらないもどかしさ」を何度も経験しました。
若かりし頃に留学経験があるし大丈夫、大丈夫と語学に関してはあまり心配していませんでした。
が、しかし・・・
アメリカでも住む場所によっては英語が話せないと生活できないのが現実です。
レストランでは、注文したものと違うものが出てきたこともあります。これは笑って済ませられた話ですが、笑えないのが「病院系」での会話です。
特に医療用語は初めて聞く単語ばかりです。ドクターもナースも忙しいと、とにかく早口で話してきます。
意味がわからないまま、うなづきながら「YES」と返事をしまうと、何の検査なのか分からないまま診察が進んでしまったりと不安が募ります。
病院に限らず、分からない、理解していないときは、きちんと「私は意味を理解できていません。もう一度説明してください。」と言える勇気が絶対に必要になります。
相手も二回目はゆっくりと、簡単な英単語に置き換えて話してくれます。
英語の勉強をするのであれば、アメリカの海外ドラマや映画を観ることをお勧めします。
ネイティブスピーカーがよく使う英語の言い回しを耳に入れておくと、自然に自分自身も会話の中で使えるようになります。
アメリカでは自分の意見や考えを持つこと
国際結婚となると、パートナーはもちろん外国人です。
生まれた国、育った環境、母国語、文化も違えばしばし喧嘩になることだって正直あります。
特に「考え方の違い」に関しては、アメリカ人だから仕方ない、とか日本人だから仕方ない、という「文化の違い」で済ませてしまうと、自分の言いたいことも言えず仕舞いでストレスは溜まる一方です。
文化の違いだからと諦める前に、「私はこう思っているの。理由は〇〇だから。」
という自分の意見をしっかりと相手に伝えることです。
夫婦間の会話に限らず、アメリカでは「あなたはどう思う?」と自分の意見を求められることが多いです。政治に関すること、国際的なニュースに関することなどについても自分の意見を求められることがあります。
レストランで働いていたときには、「あなたのお勧めは何?」「あなたが好きなのはどれ?」とよくアメリカ人のお客様から質問されたものです。
自分の意見を持つことがアメリカでは当たり前と言えるのではないかと経験から思っています。
すぐには日本に帰れないと腹をくくる
アメリカに住んでから「どこでもドアがあったらなあ・・・」と空を見上げることがあります。
同じ町に住んでいる日本人奥様たちに、「どこでもドアが欲しいわ。」と話していたら、
「わかるわ~。」と共感してくれていました。
もし、家族や友人に何かあったときに・・・国内にいればすぐに駆け付けることが出来ても、アメリカから帰国するとなると、時間だけでなく飛行機代もかかります。
急な帰国となると、飛行機も空席が必ず確保できるという確証もないのです。
そう考えると、アメリカに住むことはある意味「すぐには日本に帰ることが出来ない」と腹をくくることなのです。
その反面、頻繁に家族や友人に会うことができない距離に住んでいるからこそ、数年に一度、年に一度、日本に帰国すると、家族や友人に会えることがとても幸せに感じることができます。
さいごに
国際結婚をして日本を離れてアメリカに住むということは容易ではありません。
でも、そのひとつひとつの経験が自分の成長の糧になることは間違いないですよ。
参考までに、海外ドラマを観て英語の勉強をするのであれば、法律系や医療系ドラマは単語自体が難しいので、私は「デスパレートな妻たち」を観ながらディクテーション(聞いた英語をノートに書いていく)をしながら勉強をしました。
日常で使う言い回しや単語も覚えることができた勉強法なので最後にご紹介しておきますね。
>>国際結婚をしてアメリカでの苦労は“no pain,no gain”!