ある真冬の早朝に利用したフライトでの出来事です。

離陸時の外の気温は0度を下回っていました。

 

「皆様、ご搭乗ありがとうございます。

この飛行機はハワイホノルル空港行きですが、お乗り間違いはございませんか?」

 

とフライトアテンダントのアナウンス直後、乗客全員が大笑いでした。

なぜみんな大笑いだったと思いますか?

 

実は、このフライトはホノルル行きではなく、

さらにアメリカの寒い地域が目的地の国内線だったのです。

機内の雰囲気が一気に明るくなったことをよく覚えています。

 

映画好きの方に同感してもらえると嬉しいのですが、

アメリカの映画を観ていると、緊迫したシーンや、

緊張のシーンにおいてもジョークやユーモアのある台詞が

一言入っていたりするんですよね!

 

アメリカに住んでいて思うのは「アメリカ人はユーモア好き」ということです。

 

一日一回は、お店の店員さんやご近所さんのユーモアに出くわす、

と言っても過言ではないんです。

 

今日は「アメリカ人とユーモア」について、お話を進めていきますね。

 

「アメリカ人の彼氏と笑いのツボが違うのか、一緒に映画を観ていても笑うシーンが違う」

「アメリカ人はなぜユーモアセンスがあるのか?」

「アメリカ人と日本人のユーモアに対する考え方に違いはあるの?」

 

など、私のアメリカ生活のユーモアの経験もご紹介していきますね。

 

ユーモア返しがアメリカ人流

 

アメリカ人のユーモアのセンスには敵わないんです。

 

なぜならば、「やられたらやり返す!ユーモア返し」の洗礼を受けるからなんです。

 

レストランマネージャーとして働いていた頃、

キャッシャー(レジ)は私の仕事でした。

 

私の勤務していたレストランはテーブルでお会計ではなく、

食事を終えたお客様がレジに足を運び会計をするスタイルでした。

 

アメリカ人はクレジットカードで支払いをする人が多いのですが、

時々クレジットカードを受け取ることを忘れて、

「See you later!」

と足早にその場を去ろうとするお客様がいました。

 

そんなときは、日本でしたら

「お客様、カードをお忘れです。」

と丁寧にお渡しする感じでしょうか?

 

私のネタ(?)は、

「Sir, you left your card! Would you like me to keep it for my Christmas shopping?」

(お客様、クレジットカードをお忘れですが、私のクリスマスショッピングのために預かっておきましょうか?)

と言うと、

 

「If you want but this card doesn’t have enough!! Sorry!!」

(どうぞ、でもそのカードにはお金入ってないよ!!残念!!)

と、周りのお客様や従業員も巻き込んでみんなで笑うのです。

 

では、誰が相手でもお咎めなしに言うかというと・・・相手を選ぶのは大事です。

 

急いでいるお客様、ユーモアやジョークが通じそうにない雰囲気の方には、

「お忘れです」と丁寧にお渡ししていました・・・

 

「はあ???何を失礼なことを客に向かって言っているんだ!!!」

と怒鳴るアメリカ人は恐らくいないと思いますけれども・・・

 

経験から思うことは、アメリカ人のユーモアに対する考えは

「やられたらやり返す!!倍返しだ!!」

という勢いすら感じます。

 

しかも誰かを傷付けたり、人格を否定したりする返しではなく、

笑いを誘うような返しがすぐに返ってくるので、敵わないんですよね。

 

きっと頭の回転、会話の先読み力が速いんだと感じています。

 

参考記事:アメリカ人とのコミュニケーションの近道|ジェスチャーまとめ

ユーモアは皮肉なの?でも人を納得させる力のあるユーモアとは?

 

ヒラリークリントンの名言で好きな言葉があります。

割と有名なのでご存知の方も多いと思いますが、共有させていただきますね!

 

クリントン大統領夫妻がドライブ途中にあるガソリンスタンドに立ち寄りました。

そのガソリンスタンドのオーナーが実はヒラリーの昔のボーイフレンドだったのです。

 

そのことを知り、クリントン大統領が

「ヒラリー、僕と結婚してよかったね。

もし彼と結婚していたら君は今頃、田舎のガソリンスタンドのおカミさんだよ。」

と言ったのです。

 

ヒラリーはなんと返したでしょうか?

 

「ビル、何を言っているの?もし私が彼と結婚していたら、

彼がアメリカ合衆国の大統領になっていたわ。」

 

なんともヒラリーの頭の回転の速さを物語る名言ですよね!

 

しかも人を納得させる力のあるユーモアですよね。

ユーモアなのか皮肉なのか・・・

 

ですが、個人的には「アメリカ人は皮肉を含みながらも

“ユーモア”寄りに持っていく」という感じがします。

 

日本人がアメリカ人のようなユーモアを日本人相手に使ってしまうと、

どんなことが起きうるのか考えてみました。

 

きっと・・・

「嫌味を言われた」「何であんなこと言うかな」

と相手がユーモアの意味を取り違えることもあるかも知れないなと思います。

 

それは、私たち日本人のいいところでもあると思うのですが、

ユーモアによって「相手を傷つけるかも知れない」と

極端に恐れているのかも知れませんね。

 

またユーモアのつもりで言ったのに、相手が真面目に意味を捉えてしまって

気まずくなる状況を生み出すことを避けたいと思っているのかも知れません。

 

こういった理由から、日本人はユーモアを言われる、言う、

どちらにも慣れておらずアメリカ人のように誰かを傷つけることなく

サラッとユーモアを使うスキルが磨かれないのかも知れないですよね。

 

大事なポイントは

「アメリカ人はユーモアを利かせながらも、

人を怒らせたり不快な思いにさせることは間違っているということを認識している」

ということです。

 

自分が発したユーモアによって相手がどう感じるかを考えた上で

発しているユーモアという印象があります。

 

だからこそ、アメリカ人のユーモアのセンス(sense of humor)は

磨かれていくのでしょうね。

 

参考記事:アメリカ人の性格って?アメリカ人と心を通わせたい人必読!

まとめ

 

誰を傷つけることもなく笑いを誘うユーモアって簡単そうで難しいですよね。

 

アメリカ人の主人が「このワインを開けるのは特別なとき」と、

限定ワインを購入してワインラックに置いてあったのですが、

私が宅飲みの勢いで友人たちと飲み干してしまったことがあります。

 

「許可をもらわずに開けちゃったから怒られるかなー・・・」

と思いながら、主人に

「いいニュースと悪いニュースがあるけど、先にどちらからがいい?」

「じゃあ、いいニュースから」

「あなたが買ってきた限定ワイン、最高に美味しかったよ!」

 

ユーモアで夫婦喧嘩を乗り越えた私です。